10年後も生き残る企業とは?日本経済のリアルと未来戦略を学ぶ講演会レポ

バリュー・コネクト・ブログ13「日本経済の展望 ~財政リスクと成長~」

皆さんお元気ですか?
このところ関東は春めいてきたのですが、気づけば3月もあっという間に月末ですね…

今年も4分の1が終わってしまいました(^^;
そんな3月ですが、疲れが溜まったのか、先日体調を崩してしまい10日間ほどダウン!
ようやく完治して先週から現場復帰致しました。
ご迷惑をおかけした皆様、ご心配をお掛けし誠に申し訳ありませんでしたm(_ _)m

さて、今回のブログは、先日、私が所属する団体主催の講演会に参加してきましたのでそのご報告です。
テーマは「日本経済の展望 ~財政リスクと成長~」。講師は、慶應義塾大学の小林慶一郎教授です。

近年、Webでの研修が主流となる中、久しぶりのリアル講演会。会場となった京王プラザホテルの格式高い雰囲気と、主催者側の熱意がひしひしと伝わってきました。

講演では、過去の日本経済の低迷を詳細に分析し、将来の財政状況や、その中で企業が果たすべき役割について、深く掘り下げた講義が行われました。

今年は、アメリカのトランプ大統領の動向をはじめ、世界経済が大きく変動しています。このような予測困難な時代だからこそ、中小・中堅企業経営者の皆様には、足元の課題解決と同時に、未来への投資を怠らないことの重要性を強くお伝えしたいと思います。

目次

日本経済の現状と将来:小林教授の講演から読み解く

小林教授の講演では、まず日本の財政状況の現状と課題が示されました。

1. 高齢化による社会保障費の増大

少子高齢化が進む日本において、社会保障費の増大は避けて通れません。特に医療費や年金給付の増加は、財政を圧迫する大きな要因となります。

2. 累積する財政赤字

少子高齢化が進む日本において、社会保障費の増大は避けて通れません。特に医療費や年金給付の増加は、財政を圧迫する大きな要因となります。

1. 高齢化による社会保障費の増大

長期にわたる景気低迷や税収不足により、日本の財政赤字は膨らみ続けています。このままでは、将来世代への負担が増大し、経済の持続可能性が損なわれる恐れがあります。

3. 低成長からの脱却の必要性

日本経済は、長らく低成長が続いています。この状況を打破し、持続的な成長軌道に乗せるためには、生産性の向上や新たな成長分野の開拓が不可欠です。

4. 国内の厳しい現状

国内では採用難に加え、賃金上昇やコストアップなど足元も厳しいのが現状です。

これらの課題を踏まえ、小林教授は、将来の日本経済が直面するリスクと、その中で企業が果たすべき役割について解説しました。

中小・中堅企業が果たすべき役割:未来への投資の重要性

講演の中で特に印象的だったのは、中小・中堅企業が日本経済の活性化において果たすべき役割の大きさです。

1. イノベーションの担い手

中小・中堅企業は、大企業に比べて意思決定が早く、柔軟な発想を持ち合わせています。新たな技術やビジネスモデルを生み出し、イノベーションを牽引する存在として期待されています。

2. 地域経済の活性化

地域に根ざした中小・中堅企業は、雇用の創出や地域資源の活用を通じて、地域経済の活性化に貢献します。2.地域経済の活性化: 地域に根ざした中小・中堅企業は、雇用の創出や地域資源の活用を通じて、地域経済の活性化に貢献します。

3. 多様なニーズへの対応

大企業がカバーしきれない多様なニーズに対応し、ニッチ市場を開拓することで、新たな需要を創出します。

これらの役割を果たすために、中小・中堅企業経営者の皆様には、未来への投資を積極的に行っていただきたいと思います。

未来への投資とは?

未来への投資とは、単に資金を投じることだけではありません。具体的には、以下のような取り組みが考えられます。

  1. 人材育成への投資: 従業員のスキルアップや能力開発に投資し、企業の競争力を高めます。
  2. 技術開発への投資: 新たな技術や製品の開発に投資し、イノベーションを創出します。
  3. デジタル化への投資: ITツールやシステムを導入し、業務効率化や生産性向上を図ります。
  4. ブランド力の強化: 顧客との信頼関係を築き、企業のブランド価値を高めます。
  5. 新しい事業領域への投資: 既存の事業領域にとらわれず、新しい事業領域への投資も視野に入れることで、企業の成長可能性を広げます。

未来への投資を成功させるためのポイント

未来への投資を成功させるためには、以下のポイントを押さえておく必要があります。

1. 長期的な視点を持つ

短期的な利益にとらわれず、長期的な視点で投資計画を立てます。

2. リスクを恐れず、挑戦する

新しいことに挑戦する際には、リスクはつきものです。しかし、リスクを恐れていては、成長の機会を逃してしまいます。

3. 外部との連携を強化する

大学や研究機関、他の企業など、外部との連携を強化することで、新たな知識や技術を取り入れます。

4. 情報収集と分析を怠らない

常に最新の情報を収集し、分析することで、変化に柔軟に対応します。

足元の課題と未来への投資の両立

もちろん、中小・中堅企業経営者の皆様は、日々の経営で多くの課題を抱えていることと思います。しかし、足元の課題解決と同時に、未来への投資も進めていくことが、企業の持続的な成長には不可欠です。

未来への投資は、すぐに成果が出るものではありません。しかし、今から種をまいておくことで、将来必ず大きな果実となって返ってくるはずです。

まとめ:未来を切り拓くために

小林教授の講演を通じて、日本経済の現状と課題、そして中小・中堅企業が果たすべき役割について深く考えさせられました。

変化の激しい時代だからこそ、中小・中堅企業経営者の皆様には、未来への投資を積極的に行い、自社の未来を切り拓いていただきたいと思います。

私たちシナプス経営も、中小・中堅企業の皆様の未来への投資を全力でサポートして参ります!

ご質問や気になった方は下記フォームから気軽にお問い合わせください。
お問い合わせいただいた方に、ダウンロード資料も用意しております。

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この記事を書いた人

上場コンサルティング会社での29年間で経営コンサルティング・社員教育など延べ1000社以上を経験。東京エリア事業責任者、ファイナンス部門責任者、執行役員を経て㈱シナプス経営を創業。経営ビジョン・成長戦略策定、中期計画策定、組織再編支援、財務・資本政策立案、事業承継支援、後継者・幹部育成を得意とする。経営学修士(MBA)、税理士、情報処理技術者、全能連認定マスターマネジメントコンサルタント。

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